備えあれば憂いなし――水害に備えるために私たちができること|伝統工法を引き継ぐ工務店[大工のペガサス]は浜松市を中心に施工を承ります

ペガサスだより

  1. トップ
  2. ペガサスだより
  3. カテゴリー:大工のペガサス
  4. 備えあれば憂いなし――水害に備えるために私たちができること

備えあれば憂いなし――水害に備えるために私たちができること

2025年08月14日

カテゴリー:
大工のペガサス

「避難が遅れた」は、他人事ではない

信州大学・中谷先生のマニュアルで、もう一つとても大切だと感じたのが、浸水する前の準備についてです。

実際の水害では、

「気づいたときには、もう外に出られなかった」
という声が多く聞かれます。

水は、想像している以上のスピードで上がってきます
「まだ大丈夫」と思っているうちに、1階が浸かり、逃げ道がなくなってしまうのです。


2階に「避難」させておくべきもの

だからこそ、事前の備えが本当に大切です。
特に重要なのは、次のようなものを2階や高い場所へ移動しておくことです:

  • 常備薬・健康保険証・眼鏡などの必需品

  • スマホの充電器やモバイルバッテリー

  • 現金や通帳・印鑑・身分証明書

  • 水・非常食・懐中電灯・ラジオ

  • 子どもの用品や高齢者の介護グッズ

  • 着替えやタオル類

  • 思い出の品や修復が難しい大事な書類・写真 など

「あとで取りに行こう」と思っていても、
水が来てからでは取りに行くこともできません


早めの「心の避難」も忘れずに

大切なのは、「逃げる準備」だけではなく、
逃げる決断を早くすること」です。

避難のタイミングを見誤らないように、
日ごろからハザードマップを確認し、
「警戒レベル3で準備開始、4で避難」といった基準を頭に入れておくことも重要です。


最後に

水害の備えは、「水が来てから」では間に合いません。
普段から、「これは2階に置いておいたほうがいいかも」と意識するだけでも、いざというときに命と暮らしを守ることにつながります。

ぜひ皆さんも、家族と話し合って「自分にとっての避難すべきものリスト」を作ってみてください。

 

BACK

ページの先頭へ