2025年08月14日
信州大学・中谷先生のマニュアルで、もう一つとても大切だと感じたのが、浸水する前の準備についてです。
実際の水害では、
「気づいたときには、もう外に出られなかった」
という声が多く聞かれます。
水は、想像している以上のスピードで上がってきます。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、1階が浸かり、逃げ道がなくなってしまうのです。
だからこそ、事前の備えが本当に大切です。
特に重要なのは、次のようなものを2階や高い場所へ移動しておくことです:
常備薬・健康保険証・眼鏡などの必需品
スマホの充電器やモバイルバッテリー
現金や通帳・印鑑・身分証明書
水・非常食・懐中電灯・ラジオ
子どもの用品や高齢者の介護グッズ
着替えやタオル類
思い出の品や修復が難しい大事な書類・写真 など
「あとで取りに行こう」と思っていても、
水が来てからでは取りに行くこともできません。
大切なのは、「逃げる準備」だけではなく、
「逃げる決断を早くすること」です。
避難のタイミングを見誤らないように、
日ごろからハザードマップを確認し、
「警戒レベル3で準備開始、4で避難」といった基準を頭に入れておくことも重要です。
水害の備えは、「水が来てから」では間に合いません。
普段から、「これは2階に置いておいたほうがいいかも」と意識するだけでも、いざというときに命と暮らしを守ることにつながります。
ぜひ皆さんも、家族と話し合って「自分にとっての避難すべきものリスト」を作ってみてください。
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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